私達は生きていく中で、色んなタイプの人に出会います。
そして、自分自身もその色んなタイプの中の一人であって、
一瞬一瞬、それを選択して生きています。
例えば、家族といる時の自分、職場にいる時の自分、恋人といる時の自分。
全部、まったく同じ自分ではありませんよね。
とは言え、思考が100％現実化する世界において、
このすべてのタイプというのは、実はあなたの意識の中にあるのです。
今の自分というものは、
この意識の中にある沢山のタイプの中の一つを
選んで演じている役者のようなものです。
しかしながら、成長していく過程において、
立場や状況はどうしても変化するものですから、
今までやりたくないと思って避けていた役も
まわってきてしまったりもしますよね。
つまりは、ずっとずっと同じタイプの人間ばかりを
一生涯、演じ続けることは出来ないということです。
分かりやすい例であれば、親と子供。
最初はみんな赤ちゃんで、子供で、
誰かに依存して生きていますが、
そのうち反対の立場になって
誰かの面倒をみなくてはいけませんよね。
ずっと赤ちゃんでいられないのは当然です。
こんな感じで、時間とともに私達は
演じる役柄を変えていくということです。
「いじめっ子」と「いじめられっ子」に関しても
実は同じことが言えますよ。
私自身も過去に、いじめられた経験があります。
そして、いじめていたこともあります。
大抵は、最初にいじめる側から始まるものですが
加害者というのは自分のしていることを美化しますので
その時点では、実はあんまり反省していません。
すると、数年後あるいは数十年後になってから
逆の立場の「いじめられっ子」を経験することになり
そこで初めて、いじめるのは悪いことだと分かります。
しかし、その頃にはすでに、自分が過去にしたことを
すっかり忘れていることが多いので、
自分が何でそんな目に遭うのが見当もつきません。
あなたの人生の中に
「いじめっ子」という役柄を作るためには
反対の立場である「いじめられっ子」が必要です。
もしも過去に「いじめっ子」を演じてしまったなら、
「いじめっ子」も「いじめられっ子」も
その両方の役をあなたは演じなければなりません。
そんなのは嫌だなと思うのであれば、
脚本自体を最初から作りなおす必要があるでしょう。
例えば
「応援する人」と「応援される人」だとか
「育てる人」と「育つ人」とかね。
そんなふうにシナリオを変えてしまうんです。
どっちの役をやっても、お互いが気分良いような
そんな人生脚本に書き直してしまえばいいですね！
あなたは、どんな人生を創りたいですか？
どんな脚本を書いて、どんな役を演じたいですか？
あなたの望むシナリオに人生を書き直すために
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